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5月22日(木)例会 【第22回例会】

『江戸からくり人形の歴史と実演』
永田 哲也 様・恵子 様
(神戸垂水ロータリークラブ)


今回の例会は、神戸垂水ロータリークラブより永田哲也さま、奥様の恵子さまをお迎えし、江戸からくり人形の歴史をご高話頂きました。
『からくり』とは日本における伝統的な機械仕掛けの人形や模型のことを指します。その歴史は今から約200年前、江戸幕府の時代にできあがったもので、当時は大名のお遊び道具として使われていました。このからくり人形、したたかな動作の裏側で、実は大変複雑な作りになっており、手や胴体の長さが1ミリ違ったり、胴体の重さが少し異なるだけでも動かなくなるそうです。

実際に永田さまが制作されたからくり人形を複数ご紹介いただきましたが、数年の歳月をかけてやっと完成したものだそうです。永田さまの『からくり人形の製作は大変根気がいる作業』、恵子さまの『からくり人形は偶然にゆだねられたもの』というお言葉が印象的でした。

ご高話の後は、実際に永田さまが製作に数年を費やした、からくり人形を実演いただきました。
茶運人形・段帰り人形など細かな動きが人の動きそのもの。
お茶を受け取ると動きがとまり、再度湯呑を置くと、戻っていく姿はとても愛くるしいです。

永田さまの数年の歳月をかけて作られたからくり人形は
『素晴らしい』の一言では表現できないほど、感動的でした。普段の生活では触れることのできないからくり人形、またその歴史について伺い知ることが出来、大変貴重な時間でした。

永田さま、恵子さま、ありがとうございました。


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