

2008-2009年度神戸RC会長 菊池晴彦 会長就任あいさつ
ロータリークラブは1905年、シカゴで発足しました。当初のメンバーはポール・ハリス(弁護士)、ミール(石炭業)、ガスターバス・ローア(鉱業エンジニア)ハイラム・ショーレー(仕立業)の4名でした。当初、親睦と互恵を綱領としていましたが、1906年、参加したドナルド・カーター(特許弁護士)により、その後、ロータリーの中心テーマとなる公共奉仕という第3の綱領が加えられました。
ロータリー発足時のシカゴは、経済恐慌の後の爆発的商業発展、社会不安、大都市化、都市の公害、治安不安定等の問題山積の中にあり、大きな貧富の格差があったようです。
このような社会情勢の中、地方出身者の多い創設期の人々が、故郷の暖かい人情や他人を思いやる心を懐かしみ、このようなクラブを立ち上げたことは興味深いことです。
その後、ロータリーの基本理念は「ロータリーの綱領」にまとめられ、ロータリークラブはその精神に賛同する人々の手によりアメリカのみでなく世界各地へ拡がり、世界では実に32,912クラブ、日本では2,316クラブに達しています。現在各クラブでは「ロータリーの綱領」に加えて「四つのテスト」を目標・指針として掲げ、クラブ奉仕、職業奉仕、社会奉仕、国際奉仕のそれぞれ4大奉仕部門を中心にロータリー活動を行っております。
ロータリーの綱領
ロータリーの綱領は、有益な事業の基礎として奉仕の理想を鼓吹し、これを育成し、特に次の各項を鼓吹、育成することにある。
第1. 奉仕の機会として知り合いを広めること
第2. 事業及び専門職務の道徳的水準を高めること:あらゆる有用な業務は尊重されるべきであるという認識を深めること
そしてロータリアン各自が業務を通じて社会に奉仕するために、その業務を品位あらしめること
第3. ロータリアン全てが、その個人生活、事業生活および社会生活に常に奉仕の理想を適用すること
第4. 奉仕の理想に結ばれた、事業と専門職務に携わる人の世界的親交によって、国際間の理解と親善と平和を推進すること
四つのテスト
言行はこれに照らしてから
1. 真実かどうか
2. みんなに公平か
3. 好意と友情を深めるか
4. みんなのためになるかどうか
最近毎日のように新聞紙上を賑わす、企業モラルの低下、公共心の荒廃、他人を思いやる心の失墜等、社会道徳の低下は目を覆いたくなるような惨状を呈しております。
今こそロータリー精神を、クラブ内に限らず、社会へ拡げてゆく必要があると思います。クラブ員一人一人が、自らの職業を通じ、又社会活動を通じて社会道徳、秩序の向上に資してゆかねばなりません。又格差の拡大する中での弱者への温かい配慮も必要と思われます。
また、世界では飢餓や劣悪な衛生状態のため、死亡してゆく乳幼児も未だ少なくありません。今年度李 東建RI会長のテーマ「Make Dreams Real, 夢をかたちに」を基とする強調事項は、①水 ②識字率の向上 ③保健と飢餓救済 となっており、シンボルマークも乳幼児の救済、育成を表しております。この方針に向けて努力して参る所存です。よろしくお願い致します。

08年7月1日
2008-2009年度 神戸ロータリークラブ会長 菊 池 晴 彦
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