2013-2014年度 RIテーマ
ロータリーを実践し みんなに豊かな人生を
ロン・バートン RI会長
「ロータリーの奉仕の発展を心から願うならば、今、ここにいる私たちが抱いているのと同じ気持ちを、
すべてのロータリアンに抱いてもらわなければなりません」とバートン会長エレクト。
「すべてのロータリアンが重要な役割を果たすようにするとともに、その貢献を称えることが必要です」
ロータリー財団の新しい補助金モデル が7月から全地区に導入されることに触れた会長エレクトは、
今がロータリアンにとって「興奮に満ちたとき」であると述べました。
2010年以来、約100の試験地区が活用してきた新しい補助金モデルは、「ロータリー財団の新たな時代の幕開け」であり、
人々の人生を豊かにするロータリーの可能性を実現する機会であると、会長エレクトは述べます。
「(未来の夢は)ロータリーの素晴らしさをすべて取り入れ、さらに大きく、持続可能な国際プロジェクトを促すと同時に、
地域社会のニーズに応える地元プロジェクトの柔軟性を高めることによって、ロータリーを新しい次元へと昇華させるもの」と話す会長エレクトは、
新システムへの移行において、地区ロータリー財団委員長と協力してクラブを援助するよう、次期ガバナーに呼びかけました。
協議会に先立ち、会長エレクトは、「模範を示して導く」ために、次期ガバナー全員がロータリー財団に寄付を行うよう求めました。
その結果、全537地区のガバナー・エレクトから寄付が寄せられ、さらにRI理事会と財団管理委員会も全員が寄付したことにより、
総額で675,412ドルが集まったことが、会長エレクトから発表されました。
「もし私が寄付をお願いしていなければ、これだけの寄付は集まらなかったのではないか」と話す会長エレクトは、次のように続けました。
「これは、今日ここにいる私たち全員が心得ておくべきことだと思います。誰かに何かをしてもらいとき、
相手がそれに気づいて自発的に行動するのを待つか、お願いするか、二つの選択肢がありますが、
後者のほうがずっと理にかなっているのではないでしょうか」
会長エレクトはさらに、これが会員増強にも当てはまると述べ、新会員候補者に入会をお願いすることは全ロータリアンの責任であると強調しました。
国際キワニスの青少年プログラム、キー・クラブに所属していた自らの高校時代に触れ、
「自分はいつかキワニアンになるだろうと思っていた」と語るバートン会長エレクト。
しかし、実際に入会を誘ってきたのはオクラホマ州のノーマン・ロータリー・クラブだったことから、結果的にロータリーに入会することになったと話します。
「ですから、まずはお願いすることが重要なのです」
さらに、会員増強の活動は新会員を入会させたときに終わるのではないと、会長エレクトは訴えます。
「入会した新会員がロータリーに積極的に参加し、ロータリーによって意欲を高め、
ロータリーの奉仕のパワーで人々の人生を豊かにできるようになって初めて、仕事が終わったことになるのです」
ロン・バートン
2013-14年度国際ロータリー会長
米国サンディエゴで開催された2013年国際協議会における「国際ロータリー2013-14年テーマ発表」から
※2013-14年度会長賞