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2020-2021年度【第20回例会】

2021年4月22日(木)
第20回例会プログラム
企業における女性の活躍について
神戸ロータリークラブ会員 / 西日本旅客鉄道株式会社神戸支社長 多田真規子様

  本日は、西日本旅客鉄道株式会社神戸支社長の多田真規子様にお越しいただき、卓話をしていただきました。たくさんの女性が企業で大活躍され、女性の車掌さんや電車の運転手の方々を目にしますが、そのような社会になってきたのは最近の事だと多田様のお話をお聞きし改めて感じました。
  1986年に施行された「男女雇用機会均等法」が、女性の働く場が増えていくきっかけとなったようです。2012年に多田様がCS(customer satisfaction)推進部長になられて行った事業の1つが、お手洗いのリニューアルだったそうです。多くの女性が働くようになる前は、男性客の利用の方がより多く、女性用のトイレが汚かったり、個室の数が少なかったりしたそうです。今ではJRの駅構内にある御手洗いはとてもきれいですが、確かに私自身も10数年前は改札に入る前に近くのデパートやお店のお手洗いを利用していた気がします。女性の活躍は、男女の差別をなくすという単なる人権問題ではなく、経営戦略になるとお聞きし、そのような考えの人や企業がもっと増えたらいいなと思いました。
  数少ない女性の管理職に就かれ「女性だから優遇されている」とか言われた事もあったそうですが、しんどい時だからこそ、応援してくれる人や一緒に頑張ってくれている人の存在が大きかったそうです。
◎女性リーダーを育成するためには、
・アンコンシャスバイアス(無意識の偏見)の排除と複数で配置
・キャリアを継続できる環境(ワークライフバランス)
が必要だそうです。
確かに、多くの異性の中に1人違うかったら意見があっても言いづらい時もあります。
  また子育てしやすい環境も、男女ともに重要だと思います。私自身1年の育児休暇を頂き、申し訳ない気持ちもありましたが、1年後職場復帰した時に一緒に働いてる人たちが温かく迎え入れてくれたので復帰しやすい環境でした。でも、子供を授かる事で仕事を辞めざる終えない人もまだまだいると以前聞いたことがあります。また子供が産まれてからも、子供に何かあれば仕事中でも保育園や幼稚園に迎えに行ったりもしないといけないので、キャリアを継続できる環境や周りの人々の理解は本当に重要だと思います。
  多田様は工学部建築学科をご卒業され、JR西日本建設工事部、施設部に所属された際、JR三ノ宮駅のタイルの一部デザインや、JR嵯峨野線保津峡駅の駅舎のデザインをされたそうです。私も娘も電車好きなので、また見に行きたいと思います。男女問わず、いろんな環境や立場の人が生活しやすい環境や企業がもっと増えていったらいいなと思います。また企業の改革とともに、自分にあった企業を探すことも大事だと改めて考える機会となりました。

投稿者:デヴァ 美穂

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